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執筆者の写真大八 宮里

Okinawa Dreams Project 背景

更新日:7月3日

私(宮里大八)は、2017年の第8回ロッキーチャレンジ賞(注1)を受賞させていただきました。

受賞賞金の100万円を原資として、宮里大八国際交流基金を立ち上げ、「志」高く、「外界志向」で世界へと「挑戦」する次世代の人材を育成する支援に取り組んでいます。


2022年3月に沖縄県が発表した「子ども調査(2021年度)(注2)」では、中学2年生の進路について、「大学またはそれ以上」は、一般層においては51.5%、低所得層Ⅰ(困窮層)においては26.3%と低くなり、逆に「高校まで」と答えたのは一般層で10.1%、低所得層Ⅰ(困窮層)で24.4%と高くなっています。


また、2023年4月に沖縄県が発表した「高校生調査(2022年度)(注2)」によると、所得が低い世帯ほど「この高校までで良い」「専門学校まで」の割合が高くなり、「大学まで」「大学院まで」の割合が困窮世帯で非困窮世帯に比べると低い割合となっています。

さらに、保護者は「博物館・科学館・美術館などに行く」「キャンプやバーベキューに行く」「スポーツ観戦や劇場に行く」「遊園地やテーマパークに行く」などの体験を、所得が低い世帯ほど、体験が「ある」という割合は低く、経済的な理由でできないと回答した割合は高くなっていました。


沖縄県が公表した最新(2024年6月)の「令和5年度沖縄子ども調査」によると、現在の暮らしの状況をどのように感じているかを2021年沖縄県調査と経年比較すると、全体では、「大変苦しい」割合が4.9ポイント、「苦しい」割合が5.8ポイント増加しています。特に、低所得層Ⅰ及び低所得層Ⅱでの悪化が激しいと言えるかもしれません、と報告されています。


そのような経済的な理由で夢や目標を諦めてしまわないように、児童養護施設やひとり親家庭などの中高生を対象として2017年から4年間、支援しています。


沖縄は国内で最も厳しい教育環境にあります。しかし、アジアにはもっと厳しい教育環境で頑張っている子どもたちがいます。その子どもたちとの交流を通して、沖縄の子どもたちが夢や目標に向かって挑戦できるよう、引き続き、ご支援をお願いいたします。

 

 

(注1) 仲村巌チャレンジ基金は「外界志向」「志」「挑戦」の点で、沖縄の若い人材の目標となる個人、グループを賞賛し、その活動を応援しています。同基金では「ロッキーチャレンジ賞」として、毎年1人の受賞者を決定しています。

 

(注2) 沖縄県こどもの実態調査について 

・令和5年度沖縄子ども調査について(令和6年6月6日公表)

・令和4年度沖縄子ども調査について(令和5年6月8日公表)

・令和3年度沖縄子ども調査について(令和4年5月31日公表)



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